座間市は4月1日から、紙おむつ等育児用品支援事業「ざまりんすくすくギフト」を開始した。市内在住で2017年4月1日以後に出生した0歳児の保護者を対象に、育児用品のカタログを贈呈。対象者は必要な物資1万円分を選ぶことができる。
この事業は、少子化対策として昨年度から新設された子ども政策課によるもの。対象者は紙おむつや哺乳瓶、おしゃぶり、おしりふきといった育児用品38点が掲載されたカタログから、必要な物資1万円分を自由に選ぶことができる。希望商品は自宅に宅配されるなど、子育て世帯の負担を減らすよう配慮もされている。
経済的負担減へ
市が2015年に実施した「出産・子育てに関するアンケート調査」によると「充実してほしい子育て支援サービス」の第1位に「経済的支援」があがっていたという。同課の担当者は「赤ちゃんが生まれると育児用品を揃えるのに費用が掛かり、2人目、3人目となればさらに大変。わずかばかりでも支援になれば」と語る。そのため、第1子だけでなく第2子以降も同様の支援を受けることができる。
市の合計特殊出生率は2013年度で1・28と、近隣市と比較してやや低い水準にある。市は事業による改善を期待している。
市内で子育て支援活動を行っているアクティヴ・ママの長瀬未紗代表は「生まれたばかりの頃は色々とお金がかかるのでありがたい」と歓迎。現在、妊婦に制度の周知を図っているという。市担当者は「カタログショッピングのように楽しんでもらえたら」と話している。
申込みは市役所2階の同課窓口で配布している「紙おむつ等育児用品支給申請書」(市ホームページからダウンロード可)に必要事項を記入し、〒252―8566座間市役所子ども政策課宛に郵送または直接持参。20日までに申請した場合、翌月にカタログと注文書が届く。問合せは同課【電話】046・252・8025。
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