高齢者が気軽に集える場所を――。座間市ひばりが丘地域包括支援センター(ひばりが丘5の21の29)は現在、入場無料のフリーカフェを開いている。
小松原、東原、ひばりが丘の3地区を管轄する同センターが、今年4月から始めた取組み。スタッフの荒生泉さんが発案し、同僚の花田美穂さんらと中心になって運営している。来場者は施設内でお茶飲みや映画鑑賞、体操、カラオケなどを楽しむことができる。
運営を始めてから約3カ月。編み物や健康麻雀をしに訪れる人もおり、口コミで徐々に認知度も上がりつつあるという。毎週金曜日の午後に足を運んでいる若園加代子さん(小松原在住)、飯塚ちとせさん(同)、井口英子さん(同)、川口美智子さん(ひばりが丘在住)は、健康麻雀仲間。会話に花を咲かせながらにぎやかに楽しんでいる。「場所に困っていたのでありがたい。居心地は最高です」とにこやかに話す。
孤立防ぐねらいも
最大の狙いは、独居者の居場所づくりにある。活動的な人への周知はできているものの、支援を必要としている人に情報が行き届いていないのが課題だという。「一人で寂しい思いをして欲しくない。色々な人が繋がる場になれば」と荒生さん。花田さんは「『家にいつもいるよりは誰かいるから』と、普段外に出ない人が来やすい場になれば嬉しい」と語る。
フリーカフェ運営時間は平日の午前10時から午後4時。荒生さんは「バスを逃した時や散歩がてらでも構わないので、気軽にお立ち寄りください」と呼びかけている。入場無料。問合せは同センター【電話】046・255・2555。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|