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大凧作りの伝統受け継ぐ 新風会が設立25周年

文化

掲載号:2018年4月20日号

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新風会の会員ら=同会・波多野一彦さん提供
新風会の会員ら=同会・波多野一彦さん提供

 大凧制作を行っている新田宿凧連「新風会」(本多明夫会長)がこのほど、設立25周年を迎えた。

 新風会は新田宿の住民を中心に構成される凧連。毎年大凧まつりに参加し、7m20cm四方の四間凧を空高く掲げている。

 江戸時代から200年以上続く大凧揚げに、新田宿の住民も長らく参加していた。ところが、大凧の作り手が次第に減少し、1960年に一度は伝統が途切れたという。

 「復活させようとしていたが、なかなかスタートが切れなかった」と本多会長。祭囃子をはじめとした伝統文化の再興を機に、「何人でもいいから、とにかく興そう」と、本多会長ら有志4人が中心となって93年に「新風会」を設立。近隣住民ら約80人が賛同し、再び大凧制作を始めた。

 見た目の美しさにこだわる同会。骨組みとなる竹を細く削るのが特徴だ。2月下旬に発注した竹が届くと、3月初旬から竹の選別を開始。竹割を行い、丁寧に削りながら太さを揃えていくという。「今年は良い凧ができた」と本多会長。5月3日(木・祝)、5日(土・祝)にJAさがみ座間育苗センター近くで揚げる。

世代交代へ

 大凧の作り手が減少し、市内でも四間凧を揚げる凧連が少なくなっている。同会の会員も現在約40人まで減少。世代交代が課題となっており、近年は本多会長が「一番重要」と語る糸目つけの作業を、高橋正典さん(51)に託している。「糸を少し遊ばせると、暴れるように揚がっていく」と高橋さん。本多会長は「空高く上がると、何とも言えない達成感がある。伝統が途切れぬよう、世代交代が上手くできれば」と話した。

大凧を制作する会員
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