座間総合高校演劇部の生徒は7月12日、栗原小学校の5年生を対象に、非行防止のための演劇を披露した。
子どもたちの非行などを未然に防ぐため、産官学民が一体となって取り組む「かながわ子どもスマイルウェーブ」の一環で、初めて同校で実施された。子どもたちに楽しみながら学んでもらえるよう、神奈川県警が監修した演劇の台本を同部のメンバーがコミカルにアレンジした。演劇では落ちていたお金でモノを買う」「放置自転車を自分のものにする」といったケースを10個出題。「これっていいこと?」「悪いこと?」と児童に問いかけ、それぞれ当てはまる罪状を解説した。
積極的に挙手して回答した林碧駈君は「窃盗罪は今まで物を奪うだけかと思っていたが、物だけでなく人の心も奪ってしまうものなんだと勉強になった」と話した。
市内の集合住宅など様々な場で演劇を披露してきた同部。加賀谷美久部長(2年)は「お年寄りの方とはまた違った反応で面白かった。子ども向けに噛み砕いて笑いの要素を盛り込んだので、良い反応があって嬉しかった」と語り、「依頼があればまた引き受けたい」と笑顔を見せた。
県教育委員会の天白大器さんは「やっていいことと悪いことの判断する力を夏休み前に身に着けてもらえたら」と話した。
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