連日の猛暑で、座間市内で熱中症による救急搬送が増加している。
座間市消防本部によると、7月24日現在で熱中症による救急搬送件数は43件。昨年7月末時点の20件を大きく上回り、集計のはじまった2013年以来でワーストを記録した。
特に65歳以上の高齢者が19件と、44・1%を占める。同本部は「高齢者は本人が暑さを感じていない場合があり、中には服を着込んでいる人もいる」と語る。
発生場所は屋内23件、屋外20件。同本部によると、エアコンをつけていないケースが多いという。
増加の原因として、同本部は気温と湿度の高さを挙げる。市内で37・2℃を記録した7月23日には3件発生。座間総合病院の田所浩副院長は「湿度75%以上だと発汗による熱の放散が出来なくなり、要注意」と語る。
喉が渇く前に水分補給を
対策として同本部は、こまめな水分補給を呼びかける。「喉が渇く前に、一口でいいから水分・塩分補給を。症状が出てからだと水分の摂取が難しくなってしまう」と語る。
田所副院長は「注意すべき初期症状に、高体温、立ちくらみ、失神、四肢や腹部の筋痙攣、悪心・嘔吐、頭痛、低血圧、意識障害などがある。水分・塩分摂取のみならず、定期的に涼しい環境に身を置くことが重要」とした。
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