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「今までありがとうね」 50年営業の文具店が閉店

社会

掲載号:2019年1月1日号

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最終日に来店した客と話す店主の細金みね子さん。文具や駄菓子で溢れかえっていた当時の店内を懐かしむ
最終日に来店した客と話す店主の細金みね子さん。文具や駄菓子で溢れかえっていた当時の店内を懐かしむ

 平成最後の年の瀬に、長い歴史に幕を下ろした店がある-。相模が丘の「細金文房具店」が昨年12月20日、50年の営業最後の日を迎えた。

 1968(昭和43)年開業。店主の細金みね子さん(77)が、夫と相模が丘に越してきた際、1歳児を抱えながら始めた小さな店だ。住宅街だが、相模野小学校やのちにできた相模が丘小の中間あたりに位置し、児童や近所の人たちから長く親しまれてきた。

 最後の日を迎えた細金さんの顔には、不思議と安堵の表情が浮かぶ。前日、離れた地に暮らす孫や家族が、労いの言葉をかけるために来てくれたという。「50年なんてあっという間。だけど、いろんな人から声をかけてもらって、ようやく実感が湧いてきました」

 商品がだいぶ減った陳列棚だが、当時の思い出はいまだに色濃く残る。たとえば、ベーゴマがたくさん入った小箱。細金さんによると、一時期買い手が多く仕入れを急いだが、しばらくすると子どもたちの間で器具を使って回転させるコマ「ベイブレード」が流行り、ベーゴマはそのまま残ってしまったという。

「寂しいけれど」

 客がぽつぽつと現れては、細金さんと会話を交わし、去っていく。同店にとっては日常の光景だが、今日で見納めだ。来店した女性(18)は、「10年くらい前、駄菓子を買いに寄っていた」と閉店を残念がり、記念にノートを購入していった。

 「寂しいけれど、仕方ないですね」。張り合いをなくさぬよう、夏頃から体力づくりに励んでいる細金さん。閉店後は、第2の人生のスタートとなる。

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