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座間版 公開:2019年4月26日 エリアトップへ

凧文字は「令和」 新元号を祝い

文化

公開:2019年4月26日

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皆で凧文字を完成させる=座間小学校体育館・4/20
皆で凧文字を完成させる=座間小学校体育館・4/20

 かながわのまつり50選に選ばれている座間の伝統行事「座間市大凧まつり」が5月4日 ・5日 、相模川グラウンドで開催される。時間は午前10時から午後4時まで。主催は座間市大凧まつり実行委員会(近藤昭夫実行委員長)。観覧無料。

 約13m四方、重さ1tもの大凧が大空を舞うこのまつりは、200年以上の歴史を誇るイベント。江戸時代の文化・文政年間(1804年〜1830年)の頃に男児の初節句を祝い、健やかな成長を願って始まった。江戸時代後期には3〜4m四方の大きさの凧を、各家庭で作っていたが、時代が進むにつれて次第に大きくなり、明治時代中期に畳102畳分に相当する現在の大きさになった。

 この伝統を受け継いでいるのが、市民有志で構成される「座間市大凧保存会」(近藤昭夫会長)だ。例年、2月頃から制作を始める同会。約150本の竹を使う「骨組み」、専用の手すき和紙250枚を使用する「紙張り」、市内の児童らと共に行う「文字書き」、凧にひもをつける「糸目つけ」を経て、まつり当日に骨組みに紙を張り付けて大凧は完成する。

太陽と大地

 13m四方の大凧に、鮮やかな赤と緑で描かれる「凧文字」。赤色は太陽を、緑色は大地を象徴している。「だから右上の文字が赤色で、左下の文字が緑色なんだよ」と実行委員らが子どもたちに教える。4月20日には恒例の文字書きが座間小学校体育館で行われた。今年の凧文字は『令和』。120人ほどの親子が参加し、実行委員の指示に従い黙々と赤と緑のインクを塗っていった。赤と緑の意味も、大人たちと子どもたちの交流の一コマから生れる。「伝統をしっかり伝えていかないとね。まだ小さいけど、大人になったときに今日のことを思い出してくれればね」と近藤会長。同保存会の中でも伝統を受継ごうと若い世代の人が参加している。

 大凧の両日ともに掲揚は午前11時半から。相模川グラウンドの凧揚げ会場(左記マップ参照)で行われる。今年は新元号を記念して『座間』の凧文字を記した三間凧も掲揚する。子ども力士が熱戦を繰り広げる「わんぱく相撲座間場所(4日)」や、在日米陸軍軍楽隊による演奏(両日)など、催し多数。問合せは同委員会事務局【電話】046・252・7604。

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