座間警察署(川口博幸署長)はこのほど、市内5カ所の読売センターと「地域安全の情報提供等に関する協定」を締結した。犯罪の未然防止や早期解決につながる情報の入手がねらい。同センター職員が新聞配達時に異変を察知した場合、同署への情報提供を行う。
座間署と読売センターは3年前から、市内の犯罪発生状況をまとめたチラシを折り込み配布するなど、情報発信において連携してきた。昨年10月末には読売センター座間の佐藤勇人所長らが中心となり、さらなる連携のあり方を協議。安心・安全なまちづくりにつながる取組みを両者で模索している最中、緑ケ丘で起こった座間9遺体事件が発覚したという。
地域の異変一早く察知
今回の協定は、普段から新聞配達業務で個人宅へ足を運ぶ同センターと協力することで、異変をいち早く察知することがねらい。犯罪を未然に防ぎ、早期解決につながる情報の入手が期待される。
調印式は昨年12月25日、同署で行われた。川口署長は「『あの人何だか変だな』というちょっとした気づきが、まちの安全を保つことにつながる」と意義を語った。佐藤所長は「地元の販売店として、出来ることがあれば協力したい。お互い情報交換していけたら」と話した。
同署が新聞販売店と情報提供に関する協定を締結するのは初めて。昨年過去最悪の被害となった振り込め詐欺や、高齢者の孤独死の防止にも役立てたい考えだ。同署の担当者は「今後、他の販売店とも協力していけたら」と話した。
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