東海大相模高校の第90回記念選抜高校野球大会(センバツ)優勝を願い、相模が丘地区と東林地区(相模原市南区)の住民らを中心とした地元応援実行委員会の事務所開きが3月3日、行われた。当日は実行委員約60人のほか、大金眞人校長や門馬敬治監督も駆けつけ、7年ぶりのセンバツへ向けて一致団結して士気を高めた。
同実行委員会(金子匡甫実行委員長)は、地元である東海大相模高校の球児を応援しようと、自治会や商店会などが市境を越えて一体となり設立されたもの。30年ほど前から、同校が甲子園出場を果たす度に応援事務所を開き、声援を送っている。
今年は同校近く、さがみ循環器クリニックの東に事務所(相模原市南区相南4の11の20)を開設。センバツ初戦の23日(金)から、決勝戦の4月4日(水)まで50インチの大型テレビが設置され、立ち寄った人々が一緒になって同校を応援できる。
7年ぶりの切符
1月26日にセンバツ出場が決まった同校。優勝を果たした2011年以来、7年ぶりの夢舞台となる。
事務所開きでは実行委員から門馬監督へ、翠ケ丘出雲神社のお守りが手渡された。同校の大金校長は「(センバツ出場)7年ぶりということで、皆さんお待たせしました。日頃お世話になっている座間と相模原の地域が、甲子園出場で一つにまとまってくださるのは嬉しい」とあいさつした。
事務所には「頑張れ東海球児」と書かれた横断幕が掲示されている。これは、2015年に夏の甲子園出場を決めた同校のために、名誉実行委員長の坂本文彦さんによって制作されたもの。この年見事優勝を果たしたこともあり、縁起物として今回飾られた。
坂本さんは「東海大相模はイベントに参加してくれたり、ホールを貸してくれたり、日頃から地域と一体となっている。座間市も相模原市も、垣根を越えて応援したい」と話す。
「まずは初戦」
7年ぶり10回目のセンバツ。門馬監督は「甲子園までの道のりは険しいが、そこからはもっと険しい」と気を引き締める。キーマンとして挙げたのが、小松勇輝遊撃手。走攻守三拍子揃った1番打者で、主将も任されている。門馬監督は「何よりも初戦。無理のない野球をしたい」と話した。
事務所の運営時間は午前10時から午後6時。大会期間中はスタッフが常駐し、自由に立ち寄れる。期間中の問合せは同事務所【電話】042・705・8588。
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