座間市老人クラブ連合会「ソレイユざま」の会長に就任した 関 伴治さん 座間在住 78歳
理想あれば老いなし
○…「32のクラブのトップとして、皆さんの調和を図りながら前進したい」。2025人が加入する座間市老人クラブ連合会「ソレイユざま」の会長に就任した。各地域でニュースポーツをはじめとしたレクリエーションや、囲碁・将棋、麻雀などで交流を図る同会。「お互い切磋琢磨したい」と意気込む。
○…生まれは山北町。父を早くに亡くし、高校までは兄の営む精肉店を手伝った。「玉ねぎや肉を切るのは得意ですよ」とにんまり。高校卒業後は小田急電鉄(株)に就職し、運転業務に従事。1988年からは4期16年、座間市議会議員も務めた。地域の老人クラブ「座間上宿長寿会」の活動に関わったのは、今から12年前。「同年代と和気あいあいできる場」と、活動にのめりこむように。2年後に同会の会長に就任し、上宿公民館での健康体操や旅行会を定期開催。楽しく集える場を提供してきた。
○…趣味はゲートボール。長寿会の活動をきっかけに始めたが、今や1級審判員の資格を持つほどルールを熟知している。「自分の味方をどう有利にするか。お金もかからないし、中国や台湾では若い人もたくさんやっている」と魅力を力説する。5人の孫に恵まれ、来年は結婚50周年の金婚式を迎える。夫婦円満の秘訣は「お互いを責めず、相手の人格を尊重すること」と微笑む。
○…65歳以上の老人クラブの加入率は約6%と、会員獲得に苦心する。「老人のイメージを払しょくしたい」と、広報活動の強化が課題。「仕事を終えた元気な人が、仲間作り出来る場にしたい」と意気込む。『年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時はじめて老いる』。詩人・ウルマンの言葉を胸に、「人生、理想を求めながら頑張りたい」と笑顔を見せた。
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