国際ソロプチミスト座間(山本修子会長)の認証20周年記念式典が6月2日、オークラフロンティアホテル海老名で行われ、約180人が出席した。国際的な女性奉仕団体として、1998年に認証を受けた同団体。女性と女児の生活と地位向上のため、座間市を拠点に慈善事業などの様々な活動を展開してきた。
国連の諮問機関の一つである国際ソロプチミストは、女性による国際的な奉仕団体。1921年に米国カリフォルニア州で発足し、現在は130の国と地域で約8万人が活動している。
国際ソロプチミスト座間は、1998年に認証を受け、1都8県の日本東リジョンにおいて94番目に発足した。
会員数は13人と少人数だからこそ、「できる人が、できることを、できる時に、助け合いながらやってきた」と山本会長は語る。チャリティコンサートの開催をはじめとした慈善事業や、ユースフォーラムへ市内の高校生を派遣するなど、教育支援にも注力。座間市少女マーチングバンドや、座間高校創作舞踊部への助成も行ってきた。
式典には遠藤三紀夫市長や座間市社会福祉協議会の飛田昭会長をはじめとした来賓が多数出席した。座間市を拠点に活躍する「イジュマー・ビッグバンド」も招かれ、市内在住のジャズシンガー・中野渡章子さんが美声を披露。節目を盛大に祝った。
女児支援へ基金を設立
20周年記念事業として、同団体はこのほど「まゆっこ基金」を設立した。これは、児童養護施設「成光学園」(緑ケ丘)に在籍する女子生徒が高校卒業と共に卒園する際、自立支援金を拠出するもの。この春、同園を巣立った2人の女性に支援金が手渡された。同園の矢部雅文理事長は「仕事や学業で女性が苦労するこの世の中、貴重な機会をいただいた。地域の方が『見守っているよ』と、子どもたちの心のよりどころになる」と感謝した。
山本会長は「20年間やってきたことを、会員同士再確認できた。これからも女性と女児の生活向上のため、地域に根差して活動したい」と話した。
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