神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2018年7月13日 エリアトップへ

青年海外協力隊の一員としてウガンダで稲作を教えてきた 斉藤 雄介さん 南栗原在住 27歳

公開:2018年7月13日

  • LINE
  • hatena

いつまでも学ぶ姿勢を

 ○…アフリカで稲作の技術者を育てようと昨年、ウガンダへ渡り、1月に帰国した。5年前にも野菜栽培を教えるため、セネガルへ。アフリカでは主食が雑穀やイモ類から米へと変化していたが、生産量不足が課題になり、現地の人から「稲作を教えてほしい」という一言がきっかけになった。「セネガルで米を食べる習慣を知った。生産力向上のため、現地の悩みである技術者を育成したいと思い始めた」と振り返る。

 ○…大学4年間は世界の文化、経済などを学んだ。農業は稲作や熱帯地域の穀物など幅広く勉強しようと授業だけで満足することなく、図書館にこもり、独学で専門書を読み漁った。大学2年のころ、青年海外協力隊として活動した先輩の話を聞き、アフリカへの強い思いが込み上げてきた。「勉強していることを活かせる場所が欲しかった。現地の様子を自分の目で見て、より深く研究したくて」と語る。

 ○…家族と南栗原で暮らし、現在は日大大学院生物資源科学科に通う修士2年。バスケットボールに打ち込み、汗を流していた高3の夏、父親に大学進学を勧められ、日大の国際地域開発学科へ進んだ。大学では野菜や米などの作物を育て、休日は藤沢市の果樹園で農作業の研究に励んできた。「同時にいくつも物事をこなすのが苦手。最近は不器用ながらも3つくらいは出来るようになった」とはにかむ。

 ○…「いくつになっても学ぶ姿勢を忘れない」がモットー。謙虚さを持ちつつ、分からないことは積極的に学ぶことを心がけている。今後は残りの学生生活を謳歌し、卒業後はアフリカを中心に農業や稲作を教える仕事を目指す。「アフリカは東西で経済的に格差が生まれている。これまでの経験を生かし、格差を埋めていきたい」

座間版の人物風土記最新6

笹岡 泉さん

フェイスブックページ「We Love Zama」のタウンリポーターを長年務める

笹岡 泉さん

緑ケ丘在住 70歳

1月31日

松田 恵三さん

28日(火)まで行われている第3回「座間市民写真展」の実行委員長を務める

松田 恵三さん

栗原中央在住 80歳

1月24日

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月17日

増田 修孝(のぶたか)さん

1月1日付で(一社)座間青年会議所の理事長に就任した

増田 修孝(のぶたか)さん

栗原中央在住 38歳

1月10日

出口 有加さん

市内で出版社「犀(サイ)の工房」を営む

出口 有加さん

四ツ谷在住 38歳

1月1日

徳永 誠さん

座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める

徳永 誠さん

座間市在勤 57歳

12月13日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク