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座間版 公開:2018年8月10日 エリアトップへ

両雄、全国大会へ ハマスタで13日開幕

スポーツ

公開:2018年8月10日

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チーム力で頂点つかむ
相武台フレンズベースボールクラブ

  10年ぶり2度目の全国大会の出場権を手に入れた。「僕たちが1年生の時の3年生、2年生になった時の3年生が目標にしていた”全国大会”。10年前の先輩たちからずーっと目標にしていた大会です」。キャプテンの生田目純太選手(相模原市立若草中3年)は話す。「去年の春の大会であと1勝届かなかった。あの悔しさは忘れない。あの時の悔しさがあったから、今回、全国の切符を掴むことができた」

 部員数24人のクラブチーム『相武台フレンズ』。座間市を中心に近隣の中学生が集まる。練習は週に4回。

 「ピッチャーを中心に失点を少なく、打ち勝つ野球」と高橋武司監督。「ピッチャーが安定してきた。そして2アウトから点を取れるようになった」とチームを分析する。

 チームのモットーは『試合は練習の成果の場』。丁寧な練習の積み重ねの先に試合結果があるという。全国大会の目標は「1勝」。「甘くないのが全国大会。1勝するために全力を出し切らないと」と高橋監督。

 全国大会出場の原動力となったエースの酒井彰斗投手(相模原市立上溝中3年)。キレのあるストレートが持ち味。心がけているのは「両サイドをかすめるような丁寧なコントロール」。どんなに苦しい時も諦めず、キャッチャーのミットを目がけて投げる。「リズムよく投げれば、打ってくれる。自分たちでもチームが成長しているのが分かる」と胸を張る。

成長するチーム

 エースのストレートを受け止めるのがキャプテンで4番を打つ生田目純太捕手。「全国大会に出場できるのは本当に嬉しい。でもそれだけ。出場して何をするかが大切」という。チームとして『話し合い』を大事にしてきた。監督やコーチから「なぜ全国大会に出たいのか、出るために必要なこと。出ると何を得られるのか」を何度も聞いた。そして選手同士で『自分たちに必要なこと、今やるべきこと』を何度も話し合った。監督から「練習時間を好きなように使っていい」と言われ、自分たちで練習メニューを考えたりもした。「自分たちは体格も大きくないし、人数も少ない。でも『チーム力』はどこにも負けない」。互いにどういう気持ちで臨んでいるかを確かめてきた。全国大会はそれを発揮する場と挑む。

破壊力で頂点つかむ
座間市立相模中学校野球部

  第45回神奈川県中学校春季軟式野球大会を、座間市勢として初めて制した相模中学校野球部。その最大の武器は、大量得点を狙える強力打線だ。仁科勇作監督は「ここまで攻撃に全振りしているチームは珍しいのでは」と分析する。

 県大会でもその破壊力を遺憾なく発揮。決勝まで勝ち進み、新町中学校(相模原市)と全国切符をかけ激突した。

 決勝戦はエース・小林爾投手が130キロ前後の直球を軸に好投。ロースコアの接戦となった。7回を終え2対2で延長へと突入。すると相模中が8回表に2点を勝ち越した。「2点リードがあったから、1つずつアウトを取ろう」と冷静だった小林投手。最後の打者のファールチップを、鯨達也捕手がしっかりとつかんで空振り三振。悲願の全国出場を決めた。

 タレントが揃い、新チーム結成当初から「県大会優勝」を目標に掲げた相模中。真柳朔哉主将は「自分たちの力が通用して嬉しかった」と快挙達成を喜んだ。

自主性重んじ

 練習メニューの組み立てから、試合での作戦立案まで、選手の自主性に一任しているのも特徴。のびのびとプレーできる賜物なのか、選手は大舞台で最高のパフォーマンスを発揮する強いメンタルを持つ。仁科監督は「自分たちでやらせた方が面白い。それに、考えられる子たちだから」と、選手に信頼を寄せる。真柳主将が「自立して取り組めるようになった。野球が楽しい」と語るように、チームの方針が好循環を生み出している。

 全国大会の初戦の対戦相手は、北海道代表のT・TBC。横浜スタジアムで8月14日(火)、午前11時40分から試合開始予定。部員にとっては「ハマスタ」での試合は初めて。憧れの舞台でのプレーを心待ちにする。思い描く理想の展開は、試合序盤での大量得点。初回の集中力の高さは目を見張るものがあるという。

 目標は「全国制覇」。小林投手は「全国ではそう簡単に点を取れないと思うから、しっかり抑えたい」と意気込む。4番に座る鯨捕手は「チームの誰かが守備でミスをしても、その分打って取り返す。打撃で圧倒したい」と話した。

 真柳主将は「積極的な打撃・走塁を意識したい」と、相模中らしさを貫くことを決意した。
 

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