綾瀬市吉岡にある神崎遺跡公園で11月3日(土)・4日(日)の2日間、国指定史跡である同遺跡の環濠の一部が公開される。両日とも午前9時から午後3時。荒天中止。
環濠集落(周囲に溝を巡らせた集落)全体が残る全国的にも珍しい同遺跡で18軒の居住址が発見されている。静岡県や愛知県からの外来系土器が多数が発掘されたことが示す「東海地方から人々が集団で移住してきたことを示す事例」であることや、集落全体がほぼ完全な形で残っていることから2011年に国指定史跡に認定された。
普段は保護のため埋められている環濠の一部を掘り起し、保存状態を確認するのに合わせ一般公開を行う。正午から午後1時をのぞき、30分ごとに職員の解説も実施する。
約1800年前の弥生時代に作られた環濠の実物を掘り返して行う一般公開は全国で例がなく、初開催となった昨年は2日間で延べ1013人が訪れている。
公開期間中、仮設型の弥生時代の復元住居を展示するほか、公園内の同遺跡資料館では湘南工科大学の協力で、遺跡があった弥生時代の様子を再現したVR(仮想現実)映像の体験をすることもできる。
問合せは綾瀬市生涯学習課【電話】0467・70・5637。
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