厚木市で初の”おもちゃ”の病院の会長 鵜飼 宏昌さん 厚木市中依知在住 71歳
良い国にしたいから
○…厚木市では初となる「おもちゃの病院」というボランティア団体を4月に立ち上げ、このほど活動をスタートさせた。壊れたおもちゃを無料で修理しながら、『もったいない』『大切に』『エコを考えて』という3つの想いを子どもたちに伝えている。自身も含め会員のほとんどは、おもちゃの修理もボランティアも初めての経験。「わからないことが多いけど、それでも、子どもたちの笑顔を見ると嬉しいですね」と目を細める。
○…67歳で仕事をリタイア。「その時に、家にいるとこれまで地域との関係がまったくなかったことに気付いた」という。有り余った時間を有効に使おうと、厚木市と市内5大学による市民講座「あつぎ協働大学」に通い、修了後には市民活動の実践コースを受講。共に活動する仲間もそこで出会った。おもちゃの病院を開くきっかけは、市の職員から「せっかく学んだのだから実際に活動してみてはどうだろう」と勧められ、これまで関わりのなかった地域の役に立つのならと決断した。会員数は10名。
○…東京生まれ。5人兄弟の次男で、子どもの頃はやんちゃ坊主だったそうだ。ソニーに就職し、厚木工場設立と同時に配属となり厚木市へ。その後、タイへ工場長として3年間赴任。そこでの海外生活が母国や地域に対する考え方を変えることになった。「自分の国は良い国であってほしい。誇りにしたいと思うようになった。その気持ちは地域を考える気持ちにつながっていると思う」と想いは熱い。活動の中で納得がいかないことがあると市の担当課まで足を運び意見することも。高齢者の社会参加や地域の活性化などを真剣に考えている。
○…3人の子どもは独立し、現在は奥さんと2人暮らし。趣味はときどき誘われるゴルフ。おもちゃの病院は「すばらしい仲間と活動することができた。自分としては、死ぬまで働く気持ち。楽しんでやりたい」と声を弾ませた。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
|
<PR>
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>