厚木市水引1―16―36の現在地で建替え計画が進んでいる厚木市立病院。このほど市は、その新病院建設の工期日程などを定めた「厚木市立病院建設整備基本計画」を発表した。総事業費は約170億円。
市立病院は、平成15年4月に県立厚木病院からの移譲を受け開設。現在、使用している施設は、築45年以上と老朽化が進み、建替えが急務となっている。
基本計画は、既存医療機能存続を最大限に考慮し、大きくII期に分けて工期が設定されている。来年8月から始まる第I期工事で、救急部門や手術部、ICUなど、高度医療の中核となる部門を優先して整備。I期工事完成の同26年4月には、病院機能の70%が稼動することになる。また、第II工事完成予定の同28年2月にはすべての機能が稼動。外溝工事を含めた全面完成は、同28年9月となる予定で、当初の計画よりも7カ月前倒しされた。
新病院は、病床数が347床と現在の356床から9減となる一方で、診療科目数がこれまでの15からリハビリテーション科と救急部を加えた17となる。また、本格的な高齢化社会到来を見据え、脳卒中・心筋梗塞など「急性期」患者にも対応できるように、ICU(集中治療室)やCCU(冠動脈疾患集中治療室)を設置。また、地震や風水害時にも災害拠点としての機能を発揮するために、免震構造や防水扉を採用。停電などエネルギー途絶にも対応できる太陽光パネルや非常用発電装置も設置する。
市立病院の担当者は「工期を短縮することで、新病院完成を従来よりも7カ月早い平成28年9月を目指します。公立病院として市民の皆様の期待に応えられる病院を目指していきたいと思っています」と話した。
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