7月28日から30日まで初心者ジュニアゴルフ教室で講師を務めたプロゴルファー 石井 美和子さん 下荻野在住 62歳
楽しむゴルフがモットー
○…「ジュニアのゴルフへの興味は石川遼くんや宮里藍ちゃんたちが作ってくれた。ゴルフ界も盛り上がってきて、裾野を広げる活動はさらに大事になる」と、良く響くハキハキした声で語る。厚木市体育協会が主催する初心者ジュニアゴルフ教室の講師を務めて3年目。今年は15人の子どもたちをレッスン。一般向けの初心者教室でも講師として、早10年が経つ。(社)日本女子プロゴルフ協会会員(2期生)のプロゴルファー。
○…宮城県仙台市生まれ。実家は青葉城址の近く、道路の反対側がゴルフ場という環境で育った。中学校を卒業後、アルバイトを経て、キャディーマスター室に就職。17歳でゴルフを始めた。「女の子がゴルフをするのは珍しい時代。ゴルフ場のメンバーさんたちにやれやれと勧められて」。プロを目指していた訳ではなかった。周りから勧められるままに、19歳でプロテストへ。ベストスコアで一発合格。その後、トーナメントプロとしてミズノなどに所属しながら第一線でプレーした。
○…25歳で結婚を機に厚木へ。トーナメントを退き、子育てをしていた30歳代半ばで地域の”ママさんソフトボールチーム”から声をかけられた。そこで体育協会ともつながりができ、ゴルフ初心者教室の講師に。ゴルフの魅力について「自分自身を出せる、表現できるスポーツ」ときっぱり。「もっと楽しくゴルフをすることを広めたい。マナー良く、楽しむことが上達への道」。目を丸く広げ、生き生きとした表情で話す。
○…2人の子どもは独立し、プロゴルファーでもある夫と2人暮らし。趣味はガーデニング。現在は高松山ゴルフクラブで週2日、ティーチングプロとしておよそ60人の生徒を教える。「私より年齢が上の人がゴルフを楽しんでいる。健康を維持して、一年でも長くレッスンをやりたい。どこまで続けられるかが楽しみ」。現役にこだわり、日々ゴルフと向き合う。
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