世界保健機関(WHO)から昨年11月、セーフコミュニティ(SC)とインターナショナルセーフスクール(ISS)の認証を受けた厚木市と市立清水小学校。本紙では認証から1年を前に、その後の取組みなどについて話を聞いた。
国内3番目・首都圏初となるSC認証を受けた厚木市。防犯モデル地区(23地区)とSCモデル地区(7地区)とに分かれていたこれまでの組織を、安心・安全SC推進地区(23地区)のひとつにまとめた。さらに市では、活動への市民理解を高めようと、SC推進検討委員会(石附弘委員長)を中心に活動指針や具体的な活動内容などを定めた条例の制定を目指している。
また、11月17日に市文化会館で開催される「SC・ISS認証1周年記念大会」では「全国SC推進自治体ネットワーク会議」の設立総会を実施する。会議には、SCを取得した3自治体(厚木市・京都府亀岡市・青森県十和田市)と、今後認証を目指す6自治体(東京都豊島区・横浜市栄区・長野県小諸市・長野県箕輪町・大阪府松原市・福岡県久留米市)が出席。各自治体が開催するフォラームへの参加や人的交流、情報交換など、今後の連携について確認する。
市生活安全課の荒井佳治課長は「これまでの取組みを充実させることで、市内の安心・安全につなげたいと思っています」と話した。ちなみに、今年1月1日から9月30日までの刑法犯認知件数は2081件で、昨年同時期と比べて、252件の減少となっている。
歌で思いを受け継ぐ
公立校として全国初のISS認証を受けた清水小学校(藍原万里子校長・児童数913人)では、取組みへの思いが風化しないようにと、認証式で宣言した「しみずっ子元気宣言」を歌詞にした歌を作成。さらに、認証前から力を入れていた交通安全教室は、学年別にテーマを設定し、内容をさらに充実させたほか、かけこみポイントの設置箇所も900に増加。また、「県子ども自転車大会」では準優勝を果たすなど、学校と地域の協力体制が着実に成果を見せているという。
ISS認証で中心的役割を担った同小学校の田口孝男PTA会長は「認証はスタート。2年後の再認証に向け、より充実した活動を行っていきたい。ただ、会長として関われるのは今年が最後。これからは地域の一員として学校をサポートしていきます」と話した。
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