東日本大震災の影響で今年3月の開催が中止になった「あつぎ映画祭」(厚木市主催)が、来年3月10日(土)、11日(日)に再企画されることになった。実施主体のあつぎ名作映写会実行委員会(矢島仁実行委員長)は11月19日、市文化会館で分科会を開催し、開催内容などについて意見交換した。
映画祭は、3年前に映画館が姿を消した厚木で、「ここから何かが生まれて、動き出す」をキーワードに、映像文化を通して活気のある街づくりを推進しようとするもの。あつぎ文化芸術特別大使を務める劇作家で演出家の横内謙介さんがプロデュースする。
分科会には、横内さんの呼びかけで集まった、あつぎフィルムコミッション協議会、市商店会連合会、厚木商工会議所女性会など各団体の代表者らのほか市職員など約20人が参加した。
作品は今年中止になった松井久子監督の『レオニー』と、厚木高校出身の俳優、六角精児さん主演の『鑑識・米沢守の事件簿』のほか、厚木に縁のある女優、岸恵子さん出演の『細雪』、主演の『おとうと』を市文化会館大ホールで上映。また、トークショーや舞台あいさつも行われるほか、1日目の夜にはフリートークなども予定。今後の分科会でさらに話し合っていく。
横内さんは「映画館のない街になっていることをどう考えるのか。映画祭が街づくりを考えていく広がりになれば」と話した。
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