横内謙介の劇場シアター談義 ―6―
オッサンたちのロック
3月4日文化会館小ホールで開催された『EnTRANSスーパーコンサートwithムッシュかまやつ』はサイコーにご機嫌なライブだった。国際的に活躍する太鼓ドラマー・ヒダノ修一の呼びかけで、ミッキー吉野(ゴダイゴ)、鳴瀬喜博(カシオペア)、八木のぶお(ブルースハーモニカの達人)が集まったユニットに、ムッシュがゲスト参加したというもの。
ヒダノ氏以外、オール還暦オーバーというメンバー構成だが、熱くロックし、渋いブルースで痺れさせてくれた。それぞれ超一流のベテランらしい余裕も素敵で、何よりも気の合う仲間でセッションし、ご自身たちが楽しんでいる感じが、我々をも幸福にしてくれた。
残念だったのが、厚木限定ともいえるこんな贅沢なライブに空席があったこと。我々、文化会館スタッフの宣伝力不足も大いに反省しなきゃならんが、それにしても成熟した大人の住む町・厚木なら、スパイダースやゴダイゴ、カシオペアに青春や人生を支えられてきた人たちも多かろう。こういうものに、もっと鋭く反応する大人の町であって欲しいと、カッコイイ、オッサンたちの『Satisfaction』に涙しつつ思った。
劇作家・横内謙介
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
|
<PR>