給食の放射性物質検査 市が自前で測定 週2回5品目前後が対象
厚木市では3月9日から、学校給食・保育所給食で使う食材の放射性物質を検査する機器を市南部学校給食センターに導入した。市は昨年7月から月に2回ほど専門機関に検査を依頼していたが、今後は独自に定期検査を行うことになる。
今回の測定器導入は保護者から給食への不安感が挙げられていることから、市の検査により安心感を持ってもらいたいというのが目的。
導入された機器はベラルーシ共和国の企業が製造したもので、価格は167万円。これまで外部に依頼した場合の検査料は1回3万円ほどだったという。
検査には翌日以降の給食用食材1検体あたり約1kgを使用する。食材を洗った上で細かく砕き、1kgあたりのヨウ素131・セシウム134・セシウム137の数値を検出する。検出限界値は10ベクレル/kg。
検査する食材は1日5品目前後。原則として月曜・水曜は保育所、火曜・木曜は小・中学校の給食食材を測定する。市内の給食施設としては北部学校給食センターや校内で調理する学校もあるが、全てほぼ共通の食材を使用しているという。
独自検査は3月12日から開始。3月19日現在、学校給食・保育所給食ともにピーマンやにんじん、白米など合計8品目ずつを調べ、いずれも放射性物質は不検出だった。
検査を担当する市保健給食課は「食材によっては測定に手間がかかるものもあり、測定初日では午前9時に始めた検査が夕方までかかってしまった。回数を重ねていけば、スムーズな検査ができると思う」と話した。
検査結果は市のホームページで原則として即日公開していく。春休みを挟んで4月以降に関しては、何らかの形で保護者に月別の結果を知らせていくことも検討している。
給食の独自検査に関しては、真鶴町が同型の測定機器を導入しているほか、相模原市では市の衛生試験所で測定を行っている。
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4月19日