4/28に開講した県央地区初の五行歌の会「歌会さがみ」の会長を務める 西 君代さん 水引在住 64歳
歌は心の中の言葉
○…「チラシとか封筒とか、思いついたらその場でパッと書いちゃうの」と声を弾ませるほど夢中。五行歌は季語や字数制限がない、自由な短い歌。思いを自分のリズムにして五行で綴ることが楽しいという。日常生活で感じたことを表現する。ペンネームは「翠香」。亡き父親の俳号だ。
○…最初は俳句からスタートした。しかし細かいルールに苦戦。自分の気持ちを素直に表現できず、3カ月で断念した。五行歌との出会いは2004年。ふと目に入った歌会参加者募集の新聞記事だった。「ちょうど休みの日に開催だったの。神様が与えてくださった指定席のような気がして」と運命を感じた。その後、姉の末期がんが判明し、介護をすることに。周りの人には言えなかった悲しみや苦しみは、歌にしてはきだした。自分を客観的に見ることができた。その中の1つが「一日で良い 加工しない 自分の心の中の 言葉で話し 行動したい」。芯の強さがうかがえる作品だ。
○…上古沢生まれ。高校卒業後、公認会計士を目指して上京。両親と初年度以外は自分で学費を払うと約束し、学生生活は勉強とバイトの日々を送った。「まったく遊ぶ時間がなくて」と苦笑する。長男出産後、1981年に夫婦で地元に会計事務所を設立。そろそろ引退も…と考えているが「君ちゃんに相談すれば良い」と尋ねる人が多いのだとか。事務所に置かれたたくさんの資料が物語っている。「感謝の気持ちでいっぱい。皆さんがそう言ってくださるので、もう少し頑張らなきゃ」と嬉しそう。
○…歌会「ハマ風の会」の代表から推薦され、昨年から設立の準備はじめた。会場確保に苦労したが無事に決まりホッと一息。3月末にプレ講座を実施、4月から本格的に活動を開始した。目標は気軽に話をできる”開いた会”。「多くの方に魅力を知ってもらいたいですね」。ゆっくりとした包み込むような優しい口調に、安らぎを感じた。
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4月19日