厚木市が2012年度予算に計上している(仮称)あつぎ元気館整備事業。元気館の整備や運用方法などを話し合う検討委員会の市民公募がこのほど行われ、定員の3人に対して予想を大きく上回る27人が応募したことが本紙の取材で分かった。応募者に対して面接の選考が行われ、5月14日(月)に第1回の会議が開かれる。
元気館の整備事業は、中町の厚木パークビル(旧パルコビル)の土地と建物を市が買収し、再整備しようというもの。中心市街地の活性化とにぎわい創出の拠点づくりがねらい。予算は9億8759万6千円。
市中心市街地整備課あつぎ元気館整備担当によると、土地と建物の所有者から市が取得する方向は出ているものの、最終的な条件調整を行っている段階でまだ契約には至っていない。
市は契約と並行して基本計画などの準備を進めるため、今月14日に検討委員会を発足させる。学識経験者やビル経営者、地元の商業者など15人で構成し、このうちの3人を市民公募。先月27日までの募集期間中に、30歳から79歳までの27人(男性18人・女性9人)が応募した。
「他の事業などで委員を公募しても、通常は多くても定員の倍程度。前例がないくらいに集まり事業への関心の高さを改めて感じている」という。応募者に対して今月7日と8日に面接の選考が行われ、委員の3人を決定。14日の第1回検討委員会前に、他の委員とともに委嘱式が行われる。任期は来年3月31日まで。
商業テナントも検討
検討委員会は14日を皮切りに月2回程度のペースで開催し、夏過ぎまでには基本計画案をまとめる予定。その後、市民にパブリック・コメントを実施する。
市では【1】中心市街地の活性化のための施設【2】幅広い年齢層の人に利用してもらう施設【3】生涯学習の分野もカバーする文化教養施設という大きなコンセプトを掲げており、これをもとに検討委員会で地下1階から地上9階までの各フロアの活用方法を話し合う。また、ランニングコストを抑えるため、商業テナントとして一部を貸し出す想定なども協議する。
検討委員会は原則公開で行われ、一般の傍聴も可能。会議の進捗状況は市のホームページなどでも公開していく予定。
元気館整備担当の佐藤明課長は「スピード感を持って検討委員会を行いたい。特に基本計画案がまとまるまでは、市民向けに意見箱を設けるなど多くの意見を伺い、たくさんの方に魅力を感じてもらえる施設を作っていきたい」と話した。
元気館は今年度中に改修設計を終え、2013年度に改修工事をスタート。同年度末までには、一部供用を開始する予定だという。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>