県立厚木高校(田中均校長・生徒数995人)の茶華道部が9月17日、日本橋三越で行われた「Ikenobo花の甲子園2012」関東地区大会で代表校に初めて選ばれ、全国大会出場を決めた。神奈川県勢としても初めて。
この大会は、財団法人池坊華道会が主催し、高校で池坊いけばなを学ぶ生徒が3人1組となり制作した作品を発表する公開コンクール。今年で4回目。関東地区大会は1都6県の21校が参加。全9地区の予選会で参加校が最も多かった。
3回目の出場となった同校から出場したのは宮崎真帆さん、久保田汐里さん、森下さくらさんの2年生チーム。チーム名は”夢を見たい叶えたい”という想いから「夢見鳥」と名付けた。
審査は作品とプレゼンの総合得点で決まる。一次審査は、3人で協力し壁掛けの花を15分間で生けこむ課題に挑戦。作品は、時の流れと心のつながりをテーマにした「heart to heart」。34cm×39cm、幅5cmのハート型の掛け時計を花生けに、赤色のアンスリュームを中心に黄色のヒマワリで希望を、白色のかすみ草で優しさを表現した。その後、作品のプレゼンが行われ、一次審査を突破。5校に絞られた。
二次審査は45分間で3人がそれぞれ、「familier」を共通のテーマに、花器に思い思いの花を生けこんだ。その後3分半でそれぞれの花をプレゼンし代表校が決まった。
出場した3人は、本番まで自主練習を重ね、茶道と後輩の指導も並行し準備を進めてきた。宮崎さんは「支えてくれた方のおかげ。やってきたことが評価されて素直に嬉しい。全国に出場するからには精一杯やっていきたい」と力強く話した。
「大会当日も部員や卒業生の先輩たちが応援に来てくれて心強かった。自分らしく花を生けていきたい」と久保田さん。また、2年生から生け花を始めた森下さんは「全国まで少しでも成長したい。知らないことばかりで、支えてくれた周りの方の力が大きい」と感謝の言葉を口にした。
顧問の三橋くるみ教諭は「部員が少ない中、自主練習に熱心に取り組み意気込みが良かった」と労った。
指導にあたった厚木華道会支部の齋藤弘子さんは「全国の生徒と交流を持つことは将来役に立つこと。陰で支えてくれている人がいることを忘れず、感謝の気持ちを持って臨んで。生け花を通して何かを感じてきてほしい」と話した。
全国大会は11月18日(日)、地方大会の予選を突破した9校が集い、京都の池坊会館で行われる。
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