タウントピックス 絵手紙で学校に季節を 荻野在住の萩原さん
荻野中学校(坪内智子校長)の玄関口に飾られている、大きな絵手紙。柿の木と猿が描かれ、柿を猿に食べられ慌てる文章が添えられている。どこか微笑ましい絵手紙の送り主は、同校学校評議員の萩原トミエさん(62)。
市内各地で絵手紙講師として活動している萩原さん。同校で学校評議員を7年務め、過去には道徳の授業の講師として生徒に絵手紙を教えたこともあった。
今年の初め、学校評議員と教職員の会議の際に「校内の掲示物をマンネリさせないようにしたい」という意見が教諭たちから挙がった。萩原さんは「絵手紙を学校の入口に貼って、子どもたちに季節を感じてほしい」と提案。学校側も快諾し、4月から月替わりの絵手紙を職員室前の玄関で掲示している。
桜や菜の花といった季節のものから、6月は運動会、9月は同校卒業生の女子サッカー選手・大儀見優季さんが活躍したロンドン五輪まで、題材はさまざま。
「パッと閃いたものを主婦感覚で描いています」と萩原さん。絵に添える文章も「1年生は学校に慣れましたか」「早朝猿の団体がやってきました」と、どこか心温まるもの。「普段着の文章」を心がけている。味わいある絵や文章は、割り箸を筆代わりにして書く。意外な線が出るのだとか。体調を崩した母のために絵手紙を始め、14年目。
自身の子ども4人も荻野中出身。「とても愛着ある学校。多感な時期に、絵手紙を通していろいろなことに気付いてもらえれば」と話す。坪内校長も「職員室を訪れた生徒や来客者がよく見てくれています。今後も続けてほしい」と太鼓判。あすには年内最後の絵手紙を届けるが「師走だものね。先生を走らせようかしら」と萩原さん。果たしてどんな「師走」となるか。
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