横内謙介の劇場シアター談義 ―22―
大島渚監督
同性愛とかポルノとか天皇制とか、徹底的にタブーに挑戦し続けた人である。「戦場のメリークリスマス」の公開当時のイベントで、ある若者がこんなにステキな映画の中で、ホモのシーンは嫌でした、みたいなことを発言したら、監督が烈火の如く怒りだし、そこを外したらこの映画は一銭の価値もなくなるんだ!と叫んでいた。当時、同じようなお気楽若者だった私は、自分が叱られたような気がしたものだ。
ご家族は大変だったと思う。実は監督のご次男でドキュメンタリー作家の大島新さんと仕事をしたことがあり、コリーダ裁判の頃「ポルノの息子」と学校で苛められたエピソードなども聞いた。
来たる3月9日、10日、厚木市文化会館で第2回「あつぎ映画祭」が開催され、二日目には昨年に続いてあゆチャンの神崎順子キャスターと私とで、監督の奥様でもあった女優・小山明子さんのお話を伺うことになっている。この企画が決まった時、監督はご存命で、看護のご苦労などもお話頂く予定だったが追悼の会になってしまった。しかし、この厚木で世界に名を残す偉大な芸術家の業績を振り返り、語ることが出来るのは光栄だ。10日分は完売だけど、キャンセルもでるかもなので問い合わせてみて下さい。
劇作家・横内謙介
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
|
|
<PR>
4月19日