今年で2回目を迎えた「あつぎ映画祭」が3月9日と10日、市文化会館で開かれ、2日間で約800人が足を運んだ。
今年のテーマは、「そして、響きあうきっかけ」。9日は東陽一監督の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」、10日は1月15日に亡くなった故・大島渚監督の「少年」と「戦場のメリークリスマス」が上映された。
10日は、故・大島監督の長男・武さん(=人物風土記で紹介=)が市内の東京工芸大学で教授を務めている縁で、同監督の妻で女優の小山明子さんを迎え、2人のトークショーが行われた。
小山さんと武さんが「うちでは″パパ”が何でも一番。家では穏やかなんですが、仕事になると積極的でした」など、生前の大島監督とのやり取りが紹介されると会場は笑いに包まれていた。 また、小山さんが「映画への情熱は本当にすごかった。同じ絵は撮らないような思想の人だった。人がやらないようなことをやっていた」と映画制作の話では、訪れた人はうなずきながら、神妙な面持ちで話しに聞き入っていた。
金田在住の坂田里美さん(53)は「映画が好きなので、大島監督の作品を地元で観ることができて良かった」と笑顔で振り返った。
昨年は大ホールで行われた映画祭だが、アンケートや小山さんからのより近くで見てもらいたいといった要望を反映させ、今年は小ホールに場所を移した。10日のチケットは、1月末に完売していた。市生涯学習課によると、大島監督の逝去でメディア露出が増え、売れ行きが伸びたという。
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