小鮎地区獣害対策わな設置協議会(堀江則之会長・20人)が3月26日、飯山観音・長谷寺で「獣霊供養祭」を初めて執り行った。
同協議会はシカやイノシシによる農作物の被害が増加していたことから、わな猟免許取得者で2011年2月に結成。市が設置した獣害防護柵(電気柵)の人里側に下りてくる有害獣を、くくり罠で捕らえる。
2012年度にニホンジカとイノシシを計42頭捕獲したことから、供養祭を企画した。この日は会員のほか、JA職員、市職員らおよそ20人が集合。代表して堀江会長が「近年獣の数の拡大により、森林や農作物の食害が増大して危機的状況に陥っている。そこで自然循環のバランスを守るため、県の環境管理計画内で管理捕獲を行ってきた。犠牲になった獣霊に哀悼と慰霊の誠を捧げる」と述べて祭祀を行った。
有害獣が増加
市農業振興課によると、2007年度から2011年度にかけて防護柵を張ったものの、獣が開口部から下りてくるという。4月8日までに報告された2012年度の捕獲数はニホンジカが前年度より41頭多い137頭、イノシシは47頭だった(前年比30頭増)。同課は「捕獲数の増加は、協議会設立も大きいのでは。山の実りが少なかったことも影響している」と分析する。
また銃猟資格も持つ同協議会の松野正剛副会長は「正月明けに、山で30頭以上のニホンジカを見かけた。人里で栄養価の高い農作物を食べて早く成長し、繁殖のスピードが上がっている可能性もある」と話す。久保田静副会長と臼井義正副会長は「農業や家庭菜園が安心してできる環境にしたい」とコメントした。
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