今年で3回目となる盆踊り教室を7月7日(日)、南毛利公民館で行う。教室では1976年12月に完成したご当地音頭『南毛利音頭』がたどってきた歴史と振り付けを地域の人に指導する。「盆踊り」の伝承と魅力を伝え続ける遠藤克己さん(73)の横顔に迫る。
▽「美容と健康にいいよ」と盆踊りの魅力を笑顔で話す。振り付けは難しくないため、誰もがすぐに踊れ参加できるのが良いそう。ご当地音頭の特長は歌詞に地域特性が入っていることだ。高松山や長谷座などのキーワードが盛り込まれている。「仕事で現役のときは車に帯や浴衣を積んでシーズンになると着替えて踊りの輪に入りました。終わったら銭湯に行ってね…」と目をすっと閉じて懐かしむ。
▽生まれは川崎の新丸子。毛利台には78年に移り住んだ。そもそものきっかけは、中1から始めた剣道だった。現在は6段の腕前で「毛利台青少年剣道クラブ」で講師も務める。立ち居振る舞いや間合いが踊りと通じる部分があったという。「剣道だけでは満足できなかった。とにかく何でもやってみたい性格。剣道も舞踊も礼に始まり礼に終わる。剣道をやっていたおかげで踊りも楽にできるようになりました」。
▽65年、26歳で花柳流に入門し、古典舞踊の世界に。90年に芸名「鮎川扇之介」を命名。現在、副会長を務める「南毛利舞踊会」は今年で34回目を迎える。十八番の『助六』のほか、『すみだ川』を女形で好演した。「楽しい人生ですよ」と満面の笑み。毎日1時間半の稽古は欠かさない。
▽盆踊り教室当日は、『東京スカイツリー音頭』も披露する。流行を取り入れ、若い人にも興味をもってもらおうと東京で学んできた成果を伝える。「みんなでいい汗を流して気持ちを一つにして踊りましょう」と教室で会えるのを心待ちにしている。2人の子どもは独立し、妻と二人暮らし。
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