愛甲にんじん再び コミュニティ農園で作付け
愛甲地区で1947年頃から同地区の特産品として親しまれてきた「愛甲にんじん」。愛甲公民館(石井克彦館長)がこのほど「再生プロジェクト」を発足させた。
このプロジェクトは、約20年前に開始した同公民館の「コミュニティ部会」事業の一環。地域の人が集まり、地域にある畑に農産物を作ってコミュニケーションを形成しようと「コミュニティ農園」活動の中で行われているもの。
メンバーは26人で構成される。6月9日、愛甲西3丁目4号及び7号にある約750平方メートルの農園の中に10m程度の作付けをした。10月下旬の収穫までに毎月1回のペースで草むしりや畑を手入れし間引きを行う。愛甲にんじんの作付けは、畑をかなり深く掘り起こさないといけないため、大変な労力が必要だという。
プロジェクトに携わる石井館長は「今回は試験的な作付け。最近は地元の農家も作ったことがなく、どのような形のものが収穫できるのか分からず期待と不安が入り混じっています。地域のみなさんに振る舞える日が来れば」と話した。
愛甲にんじんとは
品種は、長野の国分鮮紅(コクブセンコウ)大長(オオナガ)。草勢旺盛で多収型の大長にんじん。長さは約50cmを超える長根種。根の形は肉付きの良い総太り型。根の色は鮮紅色で着色が良く、食味も良好で「南毛利南地区の宝物」と言われるぐらい有名だったという。 昔は同地区の土地に適合し大量生産され貴重な野菜として重宝されていたが、兼業農家が増え、家庭の消費ニーズや生産性の面から作付面積が次第に減少。1998年頃には自家用に栽培している農家だけになってきた。また、農業従事者の高齢化にともない廃れてきたようだ。
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