荻野運動公園で1月18日と19日、初めて避難所宿泊体験が行われ、宮の里地区の住民18人が参加した。
同公園は同地区の860世帯・2327人の指定避難所(1月1日現在)。同公園管理事務所は、災害が発生したときにどのような環境下で過ごすのか知る機会になればと、同地区4自治会のメンバーらで構成された「荻野運動公園避難所運営委員会」と相談し、この体験事業を実施することにした。協力は同委員会、市危機管理課、市消防本部、NPO法人かながわフォレストレンジャーズ。
参加者は卓球の防球ネットや柔道用の畳などを利用して宿泊スペースを確保。缶詰のシチューやとり飯など非常食を食べた。また消防職員や防災指導員らを講師に招き、AED(自動体外式除細動器)の操作や心肺蘇生法、日用品を災害時に上手く活用する方法などを学んだ。
宮の里在住で防災指導員の齋藤弘志さんは「実際にやってみることで課題も見えてきた。この試みが1つのステップになる」と話した。同事務所は「今後も続けて企画していきたい。災害時は多数の人が集まるので、最終的には地域の方が運営サイドに立ち、中心的に取り組めるようになれば」とコメントした。
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