老朽化がすすむ七沢の鐘ヶ嶽(浅間山)山頂にある七澤神社本殿を修繕しようと氏子・総代たちが動き出した。修繕が必要な資材等を山頂まで運ぶための方法のひとつとして、作業用のモノレールを敷く計画も浮上。
七澤神社の本殿は1872(明治5)年に火災で焼失したが、79(明治12)年に再建された。今年も1月26日に七澤神社の祭礼のひとつ「六夜祭」が行われる。
もともと、本殿は山頂にあるため手入れが行き届かず腐食がすすみ、屋根が傷んでいた。屋根の傾斜がきつく修繕が何年も先送りになってしまっていた。
修繕に向け中心となって動いているのは、七澤神社・氏子総代代表の横山浩久さんと副代表の黄金井勇さん。昨年5月に黄金井さんが本殿を見たときはかなりひどい状態だったと話す。
ふもとの1丁目登山口鳥居場から28丁目の境内までは直線距離にして約1500m。鐘ヶ嶽の標高は561m。今後は2月に現地調査を実施する予定で、車が進入できる15丁目付近の奥半谷林道から山頂付近までの約500mをモノレールで結ぶ最短距離のルートを調べていく。
案として上がっているモノレールは乗用タイプ。3両まで連結ができ、人員輸送も可能。最大6人が乗車できる。約45度の急傾斜でも安全な仕様で、本殿を守っていくために安全に確実に作業ができる方法がないか模索し「これを取り入れない手はない」と昨年試乗した。植林地のため、少し整備すればレールを設置しやすいという。春から秋にかけてはヤマビルが出るため現地調査は冬の時期を狙った。今後は地域の人に呼びかけ、協力者を募る。
資材の運搬が容易になると本殿のメンテナンスも進み、荒れている山道の整備や石造物へのいたずら防止などの効果も期待している。
横山さんと黄金井さんは「修繕に向け早く動ければ良い」と口を揃えるが、資金面や賛同者を増やすことなど課題もある。横山さんは「本殿の良いものは次世代に残して、今後も守っていかなければいけない。地元の方や、神社を愛してくれる県外の方たちのためにも、現地調査を踏まえた上で意見を聞き一歩を踏み出していければ」と話す。歴史を後世に残すためにも今後の動向に注目が集まる。
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