県表彰を受けた「下長谷地区パトロール隊」の隊長を務める 小金 義春さん 長谷在住 67歳
誰よりも熱い地域愛
○…2月2日に横浜市で行われた「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり功労者等表彰」で市内で唯一、奨励賞を受賞した下長谷地区パトロール隊の隊長を務める。「結成6年目の団体が表彰されるなんて」と謙遜する。「自治会や子ども会、警察署など、多くの方の協力があったからこその受賞だと思う」としみじみと話す。
○…隊結成のきっかけは、2007年に地域のまちづくり会議に参加したこと。生まれ育った地元が、市内の犯罪発生率ワースト3に入っていることを知った。何とかしなければと、身体が動いた。翌年、有志16人でパトロール隊を結成。育てた野菜や日用品をバザーで売り、活動資金を集めた。現在隊員は下長谷地区に住む40代から80代まで38人。南毛利小と愛甲小児童の下校見守りや夜間パトロール、公園清掃など活動は多岐にわたる。フットワークの軽さが強み。詐欺未遂が発生したときは、すぐに結集し注意喚起に下長谷を走った。日に日に感じるのは人の温かさ。「手伝ってくれる人がいるのはありがたい」。地域一丸の想いが実り、犯罪は減少しているという。
○…同地区は新住民が多いため、地域交流に力を入れているのも特徴。子どもたちや高齢者を誘い、そうめんやすいとんパーティーを毎年開催する。最近は子どもたちが隊員にハイタッチで挨拶してくれることも。プライベートの時間は少ないが、地域のためなのでちっとも苦にはならないそう。静かな語りではあるが、熱い地域愛が伝わってくる。
○…元高校教諭。小学校時代の教諭に憧れて教職に就いた。体調の悪いときは自転車で家まで送ってくれるなど、まるで『二十四の瞳』の大石先生のようだったと、今でも鮮明に覚えている。退職後も”教師魂”は健在。今の夢は学習塾に通えない子どもたちのための塾を作ること。「料理や農業など体験学習の時間も作りたい」と、目を輝かせた。妻と息子の3人暮らし。
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4月19日