厚木市や伊勢原市、平塚市へ農業用水を供給する西部用水の通水式が5月12日、市内酒井の大相模水神社で行われた。
式典は神奈川県相模川西部土地改良区(細野收司理事長)が、毎年この季節に実施している。この日は用水の流域にあたる3市から高山松太郎伊勢原市長、落合克宏平塚市長、鈴木勲厚木市副市長などが出席。同土地改良区役員や県関係者らとともに安定した給水と安全、豊作を祈願し、その後水門を開放した。
細野理事長は「通水式が終わると田んぼに水が張られ、田園風景に一変する。地域の人たちにゆとりを与える環境ができる」などと参加者を前に挨拶した。
西部用水本線は相模原市の磯部地区から取水し、厚木市、伊勢原市を経由し平塚市へ流れる。約1300haの田畑が農業用水として利用している。
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