横内謙介の劇場シアター談義 ―34―
次はシェルターを何とかしようぜ
踊る人たちの腰や膝を痛めない床と全身を写す大鏡のある稽古場、気兼ねなく大声を出せて楽器演奏が出来る防音されたスタジオ。絵を描いたり、工作したり出来るアトリエ。私が20年、文化会館に必要だと訴えてきたものだ。文化会館なら当然あるべき、そういう部屋が今まで存在しなかった。それがアミューあつぎの中に一気に生まれた。この素晴らしい文化施設が、文化振興財団とは無関係の運営であることが、何とも縦割り的で無念だ。しかし我々関係者がボーダーを超えてポジティブに協力し合えば良いことだろう。皆さんが快適に使えて、傑作が誕生すればオッケーである。それにしても問題はあの地下道だ。アミューオープンの翌日、私は友人を誘って駅からの地下道を通って行ったのだが、晴天だったせいもあり地下道は閑散としていた。東京在住のデザイナーである彼は「ここはシェルターかい?」と聞いた。
厚木の偉大なアーティストKRESSEYEとPHILが描いた熱き厚木ラブのスプレー壁画が唯一、光りを放っても、残る広大な空間の空疎感は否めない。「この感じで全部埋めなきゃ。半端なんだ、地方都市は……」まあ待て、今準備してるんだ!この一歩から厚木の逆襲が始まるんだ!とりあえずそう言い返しときました。
劇作家・横内謙介
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4月19日