外来種駆除を体験 荻中生の有志たち
協力してオオキンケイギクを取り除いた
荻野中学校（坪内智子校長）の生徒らが５月29日の放課後、学校近くの空き地で特定外来生物に指定されているオオキンケイギクの駆除作業を行った。
参加したのは同校のＰＣ写真部、自然研究部の生徒25人。同地区では外来生物から地域の生態系を守ろうと、昨年から地域をあげて駆除作業を行っている。オオキンケイギクは北米原産の多年草。５〜７月に黄色い花を咲かせる。見た目はきれいだが繁殖力が強く、既存植物の生育場所を奪ってしまうことから、特定外来生物に指定されている。
この日は地域の住民らも参加し、自然に親しむゲームや駆除作業を実施。大きいもので１ｍほどになるオオキンケイギクは根っこも深いため、生徒らは力を入れて作業にいそしんだ。自然研究部だという生徒のひとりは「普段の活動と違い、実際に体験して外来生物のことを知ることができた」と振り返った。荻野地区自治会連絡協議会の尾崎常雄会長は「体験を通して知ってもらうことが、子どもたちにとっても一番。今後も続けたい」と話した。
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