人形浄瑠璃「あつぎひがし座」(林田洋子代表)が主催する第40回の自主公演が6月22日(日)、市文化会館小ホールで行われる。
同座は、神奈川県に古くから伝わる郷土芸能「相模人形芝居」を受け継ごうと1971年に厚木東高校「人形浄瑠璃同好会」の生徒25人で発足した。75年から毎年自主公演を行っている。現在同座のメンバーは30人。
当日は、「二人三番叟」で幕開け。「新版歌祭文 野崎村の段」と、9年ぶりに上演する「増補大江山 戻り橋の段」の3演目を披露する。「新版歌祭文」では、最後の場面に同校人形浄瑠璃部の生徒と、同座の座員が一体となって上演するところが見どころ。
亡き功労者への思いを力に
同座草創期のメンバーの一人の林田代表は、「集客面はもちろん、人形浄瑠璃を上演する場所を探し、軌道に乗せるまでが大変でした」と40回目を迎えるまでは紆余曲折があったと振り返る。立ち上げ当時は、衣装も全部手作りだった。
林田代表は、人形浄瑠璃部を立ち上げ03年に逝去した同校教頭(当時)で顧問の沼田貞芳さんへの思いを口にする。「座を引っ張ってくれた先生のためにも途中でやめられないと強く思った」と力を込める。
それからは、座員一丸となり新作を発表するなど、地域に欠かせない伝統芸能へと成長させてきた。林田代表は、人形浄瑠璃の魅力を人間が芝居するのではなく、人形が人間らしく芝居するところだと話す。「繊細な動きを見て、義太夫の語り、三味線の音色も楽しんで」と来場を呼びかけている。開演は午後1時半。入場無料。問合せは、同座【電話】046・222・4151。
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