『あゆコロちゃんのちっくんナビ』トップ画面
厚木市は、スマートフォンで子どもの予防接種の管理ができる「あゆコロちゃんのちっくんナビ」の提供を７月10日から始めている。
このサービスの大きな特徴は予防接種のスケジューリングができる点。登録は無料で、生年月日などの情報を入力すると、子ども１人１人にあった接種のスケジュールを自動で作成してくれる。メールアドレスも登録しておけば、接種の予定を設定した頻度で知らせてくれるので、接種漏れの防止にもつながる。
幼児期の予防接種は、生後２カ月を迎えると同時に計画的に受ける必要がある。日本小児科学会の推奨するワクチンの数は10種類以上。中には期間を空けて２回、３回と接種をしなければならないものもある。
もとは大和市で２０１２年12月から提供が始まったこのサービス。大和市民からの反応が良好だったため、厚木市も予算約１３８万円を投じて導入を決定した。
厚木市の２０１３年度「子どもの定期予防接種」によると、市全体の平均接種率は90・８％。ワクチンごとに接種率は異なるが、このアプリの活用によって数値の改善が期待される。健康づくり課の大貫美香係長は「このサービスはとても便利。広まることによって、少しでも接種忘れが減らせれば良い」と話す。
現在の登録者数は96人（７月28日時点）。今後は対象となる市内２０００人全員の登録を目指して案内を進めていく方針だ。
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