あつぎミュージックフェス大賞 国丸リサさん ZOOM UP 「歌をもっと極めたい」
「自分の歌で幸せになって」と話す国丸さん
新人発掘オーディション「第１回あつぎミュージックフェスティバル」が８月24日、市文化会館で開かれ、市内在住の国丸リサさん（17）が大賞に選ばれた。国丸さんは、ユニバーサルミュージック合同会社によって、配信でのデビューが決定した。また、11月22日には同館でメジャーアーティストとの共演が実現し、夢の舞台に立つ。
▽オーディションは、厚木市発のアーティストを育成しようと、市と市文化振興財団が初めて開催したもの。88人の応募の中から事前審査を通過した60人が参加し公開で実施された。
▽歌った曲は、オリジナルのＪ―ＰＯＰ『Ｒａｉｎ』。デートに行く前から会うまでのウキウキする「恋愛の楽しいところ」を表現したナンバーだ。歌う曲が決まってからは、「自分が楽しめないと聴いている方も楽しくない」と自信を持って歌えるまで毎日練習を重ねてきた。本番では、緊張することなく歌えたと胸をなでおろす。また、応援に来てくれた家族の存在が大きな心の支えになったとも。
▽審査結果を待つ間は「ドキドキしていました」と胸の内を明かす。大賞に選ばれた瞬間は「まさか。とにかくびっくりしてものすごく嬉しかったです」と笑顔を見せる。受賞後は友人や親戚から「おめでとう」と連絡があり、「周りの人に恵まれていることを実感しました」と周囲への感謝の言葉が並ぶ。
▽音楽へのきっかけは、４年前ギターを弾いていた父から直接ギターを教わったことから。「お父さんが教えてくれたので楽しかった」。夢はシンガーソングライターとしての全国ツアーだ。「幅広い人に支持される長く愛されるアーティストになり、これからもずっと歌い続けていきたいです。自分の歌を聴いてくれた人が、一人でも幸せになれば」とまっすぐに話す。
▽現在はアメリカのメリーランド大学に在学し、オンラインで授業を受けている。英語も音楽も独学。「極めることが好き。歌ももっと極めていきたい。音楽には力があります」。将来が楽しみな17歳だ。
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