力強く意気込みを語る関野さん
温水在住の関野晴矢（せいや）さん（相洋高３年）が９月13日（土）と14日（日）に、埼玉県立武道館で行われる「ＪＯＣジュニアオリンピックカップ２０１４年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会」に初めて出場を決めた。公益財団法人全日本柔道連盟が主催。
７月に行われた関東大会の準々決勝で、鳥居天翔さん（山梨学院大２年）と対戦した関野さん。鳥居さんに一度敗れるが、全日本の出場権をかけた３位決定戦で”再戦”。鳥居さんに勝利し、全日本への切符を手にした。関野さんは鳥居さんの柔道を中学時代から見てきて、「強いな、かなわないな」と思っていた相手だ。大一番での勝利に「勝っちゃった」と心境は複雑だった。嬉しさよりも驚きの気持ちの方が強かったというが、１回目に対戦したとき「こうして攻めていったら勝てるんじゃないかと、相手が嫌がっているところが分かった」と話す。
関東大会は、20歳以下の強豪選手が集まる大会。体格も違い、年齢も離れた相手との対戦も組まれ、「気持ちで負けそうだった」と振り返る。それでも、得意技の背負い投げでこれまで一本を取ってきた。
全日本では、マイナス66kg級に出場する。関野さんは「一戦一戦集中しながら行けるところまで行きたい」と等身大の姿勢を貫く。４歳から父のすすめで柔道を始め、毎日３時間の稽古をこなしてきた努力が実を結ぶか。
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