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更地になって再出発 緑ヶ丘の商店街

経済

公開:2014年9月26日

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2006年当時の商店街(上)と現在の様子
2006年当時の商店街(上)と現在の様子

 かつては緑ヶ丘の中心的存在だった長屋づくりの商店街(緑ヶ丘店舗)が、再開発に伴いこのほど更地になった。1963年の緑ヶ丘団地完成からともに歩んで生きた商店街がいま、ひとつの時代の節目に立っている。

 1963年10月。県住宅供給公社の主導により、約3170平方メートルの敷地内に食堂や薬局、美容室など6軒でスタートした商店街。

 商店街のあった交差点近くにあるウエムラ理容室の上村保彦店長(78)は、緑ヶ丘中央商店会の初代会長。商店街の完成から解体が決まった2年前までずっと、同地に店を構えていた。

商店街の完成2年後には上村会長(当時)らが中心となり、緑ヶ丘地区ふるさと祭りの原型となる夏祭りを立ち上げた。商店街周辺の道を歩行者天国にするなどのアイデアは、現在にも引き継がれている。上村さんは「住民と商店主の輪が生まれたイベントだった」と振り返る。

 市内初の団地が整備された緑ヶ丘は、市内他地区からも注目を集めた。特に商店街には林、戸室、温水といった周辺地区からの客も多かったという。ほどなくして横浜銀行の支店も置かれ、多い時で12のテナントが入居していた。「森村誠一さんやジェームス三木さんといった文化人や知識人も緑ヶ丘にたくさん住んでいて、一番いい時だった。商店街が団地の住人たちが集まる場になっていた」と上村さん。

 その勢いに陰りが見え始めたのは8年前。近隣に大型店ができたことや住民の高齢化もあり、1軒、また1軒と店を閉める人が現れた。こうした中、同公社は昨年6月をもって緑ヶ丘店舗の廃止を決定。今年6月から解体工事を行い、現在は更地となっている。

 同公社によれば、店舗の跡地にはコンビニ、ドラッグストアが開店予定。現在事業者との契約に向けて調整中だという。

 更地になった今、唯一往時を偲ばせるのが、昭和天皇在位50周年記念に植えられたバス停近くのクスノキ。切られず残ったクスノキは、どんな未来を目にするか。

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