相川小学校(中川洋太校長・児童数179人)では、今年度から年間9回の予定で土曜日に授業を行っている。これは同校が文部科学省の「土曜授業推進事業」推進指定校となっているため。5回目となる11月15日には、音楽朝会や親子の体験学習が行われた。
文部科学省では土曜日の教育活動を見直す一環で、今年度から全国のモデル校で「土曜授業推進事業」を行っている。地域の人材を活用した教育活動が特徴で、神奈川県からは厚木市の相川小と、相川中学校が対象。市教育委員会によれば、今年10月から地域住民が学校運営に参画する「コミュニティスクール」に両校が選ばれていることもあり、市教委から申請したという。
年5回開催される相川中の土曜授業は平日と同じ各教科の指導や奉仕活動などが中心。一方、相川小では従来の教科指導は行わず、スポーツ集会や6年生を送る会など、行事を土曜へ移動。その分平日の授業時間を確保している。保護者や地域住民にも参加してもらい、地域一体となった教育をめざしている。
「ミュージック・チャレンジフェスタ」と題して開催されたこの日は音楽朝会と、PTAによる「親子ふれあいフェスティバル」を実施。パンケーキ作りや、地域住民によるバルーンアート教室など6つの講座を親子で体験した。
音楽室でのレコーディング体験では、STUDIO SEAL(市内中町)のスタッフが講師となり、映画『アナと雪の女王』の劇中歌『Let it go』の合唱を録音。5年生の息子と参加した大場聖さんは「去年も同じ行事に出席した。どちらも仕事があったが、土曜日の方が参加しやすいですね」と話した。
同校の中川校長は「うちはもともと保護者の行事参加率が高い。放課後子ども教室などで地域とのつながりも深まっており、児童にとっても色々な経験の場になれば」と期待を寄せる。
一方で、児童の習い事やスポーツの大会が土曜にある場合の対応や、教員側の勤務体系を課題として挙げた。教員は休日出勤扱いとなり、長期休暇時の教員登校日などを利用して振替休日を取っている。そのため長期休暇から日数が離れている10月などは、振替休日の要件を満たせず土曜授業を実施できなかった。
市教委によれば、両校ともすでに来年度の継続が決定。年度が終わった段階で成果や課題を提出してもらい、国へ報告する。
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