又村さんの描く姿を見つめる児童たち
厚木市で活躍する芸術家によるワークショップが11月18日、戸田小学校（蓮見優子校長・児童数３７６人）で行われた。
「戸田っ子ミュージアムワークショップ」と銘打たれたこの取り組みは、市が昨年から行っているもので全校児童らに絵や彫刻の特徴を教え、実際に描く様子を間近で見せている。今年は蓮見校長の強い要望もあり同小での開催となった。 この日は水墨画家の又村和夫さん、水彩画家の榊原勇城さん、彫刻家の肱元伸さんらが小学校に出向いた。
４年生の授業では、又村さんが「炭の色は一色じゃなくてね、５色なんだよ」と話すと、児童たちはじっくりと絵を観察。榊原さんがあっという間に柿の絵を描くと、「すごーい！」と目を輝かせていた。
蓮見校長は「描かれた人たちが絵の説明をするなんてめったにない機会。１枚の絵に込められている想いを感じられるような、（心の）引き出しを増やしてほしい」と感慨深げに語った。
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