鳶尾団地を活用した「Tobio大学」を主宰する 森田 芳朗さん 東京工芸大学准教授 41歳
淡々と でも熱く
○…「何か、団地の空きスペースを活用できないか」。2011年、以前より関係のあったUR都市機構から、鳶尾団地で空き家が増えているので何か学生との企画ができないかという話が持ち上がったのが「Tobio大学」のきっかけだった。
○…12年、研究室の学生の卒業研究として「鳶尾の魅力・再発見」をテーマに鳶尾団地の人たちにインタビューやアンケートを実施。そこで明らかになったことをもとに、鳶尾ならではの魅力を掘り下げようと、さまざまなテーマで活動を行っている。
○…始めたばかりの頃は鳶尾団地の人たちは受け身な姿勢だったという。1年目の成果発表では「〜して欲しい」といった言葉が目立った。そこに学生が入り込み、空き店舗を利用した「Tobioギャラリー」や団地内の空きスペースを利用した「Tobioガーデン」などさまざまな活動を地域と一体となって行っていった。すると、2年目、3年目と時を経るに従い、地域の人たちが主役になって行うことが増えてきたのが大きな変化だという。
○…現在は毎週水曜日にTobioギャラリーを開設することの他に、学生自身が地域の人とやり取りし、活動を行っている。「学内にいるよりも、頼もしく感じますね」と嬉しそう。「地域の人が主役。学生はそこに入り込んで、動きを作り出して街の魅力をビジュアル化していければ」と、その考えは奥深い。
○…福岡県出身。2010年に准教授として建築学科に赴任してきた。父親の影響で建築の道に進み、研究が楽しくなって研究者に。「大学は地域の中で活動するのが大切な時代。工芸大だからこそ、鳶尾だからできることを学生には街の中で学んでいって欲しい」と淡々と話す。力強く芯の通った考え方が印象的だ。同郷の妻ともうじき1歳になる愛娘との3人暮らし。家に帰れば博多弁に戻るとか。東京都目黒区在住。
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4月19日