地域と企業に活力を生み出す会議所に 厚木商工会議所会頭 石川範義
石川範義会頭
新年あけましておめでとうございます。
皆様にはお揃いで新年をお迎えのことと、謹んでお喜び申し上げます。
昨年は皆様のご協力とご支援のお陰をもちまして、商工会議所活動もほぼ計画通りに遂行することが出来ました。心より厚くお礼を申し上げます。
さて、昨年の我が国経済は、安倍政権による金融政策、財政政策により、円安誘導の成功、株価の上昇や雇用情勢の改善、大手輸出企業の膨大な利益確保などが報じられております。一方で、中小企業においては、行き過ぎた円安や原材料価格の上昇により、業種によっては採算の悪化が顕在化しつつあるなど、依然として混沌とした経済状況から脱出出来ず、格差社会の拡大に喘いでいる厳しい年でありました。
そうした中、当所では国、県、市の政策、施策として提案される新たな緊急経済対策に対し、フレキシブル、かつスピーディーに対応するために、様々な事業を展開してまいりました。
国等の補助事業である「消費税転嫁対策の総合的支援」「ものづくり補助金」「小規模事業持続化補助金」等を活用した支援や、専門家派遣システム「ミラサポ」の活用による専門性の高い経営課題への対応をしてまいりました。
あつぎものづくりブランドプロジェクト（ＡＴＳＵＭＯ）が開発した等身大ロボット”ロボコロ”の様々な地域イベントへの参画。女性会による「高校生による吹奏楽演奏会」。ブロック会議事業として、東日本大震災の復興支援を目的とした「宮城県石巻市雄勝町視察支援事業」。市内店舗の認知と地域住民との繋がりを図ることを目的とした「南口ホコ天まつり」を開催したほか、会員のビジネス交流会などを実施致しました。
先行き不透明の厳しい経済環境ではありますが、こうした時こそ、地域総合経済団体としての責務と役割を自覚し、「地域・企業の活力を生み出す商工会議所」として、地域産業の発展に向け、諸事業に鋭意取り組んでいく所存であります。
本年も、役員一同、会員企業の皆様のご期待に応えるべく、着実な活動を心掛けて参りますので、引続きご理解いただくとともに各種事業への積極的なご参加をお願い申し上げます。
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