玉川小学校(小柳滋校長・児童数171人)の校庭で2月2日、6年生33人がせんみ凧を空に揚げた。この行事は卒業制作の一環として、同校が毎年行っており、今年で9回目。
せんみ凧は、「せみ」の絵が描かれている凧のこと。明治末年から昭和30年頃までが「せんみ凧」の全盛期と言われている。5月の節句を中心に揚げられていた。
地域の伝統を引き継ぐ「玉川せんみ凧保存会」が昨年10月から指導にあたり、全10回の「総合的学習」の授業の中で凧を作ってきた。児童はせんみ凧発祥の寺・伊勢原市の大宝寺を訪問。その後は、竹採り、竹割り、胴体部の取り付け、紙張りなど手作りした。
晴天に恵まれたこの日は、小柳校長が「世界にひとつだけの凧を高く揚げてください」と挨拶。児童たちは、凧揚げに苦戦しながらも、汗をかきながら夢中になってたこ糸を持って校庭を駆け回っていた。「意地でも揚げる」と威勢の良い掛け声が校庭に響いた。
久崎諒也君は、「風がないとすぐに凧が落ちてしまい難しいですね」と苦戦した様子。指導にあたった同保存会の三橋光男副会長(76)は「バランスの良い凧は高く揚がっている。子どもたちと触れ合えて良かったです」と振り返った。
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