1965年3月25日に丹沢大山が国定公園に指定され、今年で50周年を迎える。これを記念したパネル展が神奈川県自然環境保全センター(七沢657)で開かれている。写真は、公益財団法人神奈川県公園協会と丹沢資料保存会が協力。
展示は、丹沢大山の四季折々の美しい風景や、自然再生へのあゆみなどがパネルで紹介されている。丹沢大山では、かつて林業が盛んだったことや、関東大震災の爪あとなど、現存する資料も見どころのひとつ。
県の北西部に位置する丹沢山地は、県民にとっての大切な自然であり、重要な水源地域になっている。県土面積の約6分の1を占める約4万haあまりの一大山塊だ。そのうち、2万7572haが国定公園になっている。県では、80年代から生態系の異変をうけ、06年に「丹沢大山自然再生基本構想」を策定。この構想では、「人も自然もいきいきとした丹沢大山」を全体の目標に掲げている。
20年以上前に丹沢自然保護協会会長として丹沢大山で活動し続け、現在は県自然保護協会副理事長を務める青砥航次さん(林在住・72歳)に話を聞いた。
丹沢と一緒に育ってきた青砥さんは「丹沢が傷むと生活に響く。それだけ影響力のある山」と話す。70年位から虫や植物など丹沢の自然を直接感じてもらおうと、子どもを対象とした自然教室「森の学校」を開くなど「自然と人間」をテーマに地域と関わってきた。協会としても70年代初めに林道を開設、ゴミ問題にも積極的に取り組み、紙袋を配ったこともあったという。
また、青砥さんと丹沢自然保護協会が中心となり、1999年から2004年まで、ブナ、ミズナラなどを植栽。現在も生長調査を年2回行っている。丹沢大山に携わってきた団体の地道な努力が今日の豊かな生態系を守っている。
入館無料。4月29日まで。問合せは、同センター【電話】046・248・0323。
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