4月1日付で(公財)厚木市環境みどり公社理事長に就任した 大貫 健二さん 戸田在住 61歳
街想い 故の破天荒
○…市内長谷に事務所を構える(公財)厚木市環境みどり公社の主な事業は、公園や駐車場、公共施設の管理運営。公衆衛生や環境保全にかかわる公共的な役割を担い、街をバックヤードから支えている。
○…どことなくお堅い雰囲気の職場の中で、異彩を放つ存在だ。昨年、常務として公社に着任。コスト削減を求められる中、何とか折り合いをつけて1年間安定した経営を続けてきた。理事長に就任した今、その展望は「生産性をどうあげるか」。「能力があってもそれをプレゼンする力がない人もいる。上に立つものとして部下とのコミュニケーションも大切だし、カリスマもないといけないよね」。長年の経験があるからこそ出てくる言葉だ。
○…1979年に厚木市役所へ入庁し、市民課や商業観光課などを経て協働安全部長、まちづくり計画部長を歴任。2014年3月の定年まで勤め上げた。東日本大震災時には対策本部を陣頭指揮。「地震が起きてから15分足らずで本部を立ち上げて、その日のうちに救急隊を被災地に派遣したね。緊急事態だったから、とにかく前に進めたよ」。
○…一番印象に残っていることを問えば「やっぱり自分の案が通らなかった時よ」ときっぱり。ワンマンかと思いきや「このままでは街が衰退していくばかり。少しでも、何か変えていかないと」。街を想う気持ちは人一倍だ。
○…「あなたはどこへ行っても楽しんでいる」というのが奥様評だとか。「市の職員は刺激的で面白かったね」と豪快な語り口。「トラブルとか普段と違うことが大好きでね、わくわくしちゃうの」と話す目は、いたずらっ子を連想させる。東海大学卒業後にはアメリカへ冒険旅行に。今でも週一回、厚木BASEへ大好きなファーストフードを食べに行く。モットーには”Go Forward”、”Work to win”と横文字がずらり。生まれも育ちも厚木市戸田。
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