厚木保育所移転に伴う周辺住民説明会が5月24日、25日、厚木南公民館で行われた。実施計画をもとに民営化・移転を進め、2018年の移転完了を予定する。「中町第2の2地区」の一角が、本格的に動き出した。
2009年にグランドデザインが発表された中町2の2地区は、2013年に「中心市街地の公共施設再配置計画」を策定。その中に、厚木保育所の移転も盛り込まれ、具体的な進展を待つ形になっていた。
今回発表されたスケジュールによると、移転完了は2018年。民営化に伴う事業者の決定はプロポーザル方式で募集し、今年度中には委員会を立ち上げて募集要項を決めていく。来年度には事業者を決定し、2017年には建設工事を開始。2018年4月のスタートを目指す計画だ。
移転先は、すでに取り壊しが行われた勤労福祉センター跡地。厚木南公民館と隣接する形で建設が予定され、敷地面積は約1000平米。現在の約1500平米から狭まるため、定員の縮小も予想される。それに関して、市保育課は「他の民間保育施設も建設が計画されているので、需要はカバーできる」とコメントする。現在の厚木保育所の土地は整備計画のもと、取り壊し・再開発される予定だ。
5月1日時点での保育所の児童数は135人。そのなかで影響が予想されるのは2歳、1歳、0歳児。同課によると、現在入所している児童の希望者は全員、移転先の施設に入所できるように取り計らうという。
24日、25日に行われた住民説明会には、両日合わせて30人以上が出席。25日には、参加者から「出入口はどちら側に作るのか」「子どもの声が都内では騒音となっているが」などといった意見が挙がっていた。旭町2丁目自治会の宮田幸紀会長は「住民はまだ実態がつかめず、建設後のイメージが湧いていない状態です。その中でも、懸念されているのは騒音と交通事故。駐車のルールをしっかりと守って、路上駐車などをしないような施設づくりをして欲しいですね」と話した。
同課の足立千秋課長は「近隣住民の方の話をしっかり聞き、必要であれば臨時の説明会なども開いて慎重に対応していきます。騒音に関しての措置は、事業者に対策を盛り込むように要請していく予定です」とコメントした。
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