多くの街づくり事業などを行う(公社)厚木青年会議所(小暮勲理事長・以下厚木JC)は6月13日、「厚木魂結集!」と題した動画視聴会をアミューあつぎで行った。
この催しは厚木の魅力を動画によって発信し、拡散していこうというもの。厚木JCが44年間にわたって行ってきた市内の定点撮影と、市民から集めたコメント動画を編集。約20分間の映像作品となっている。さらに、これを拡散させる手段としてYou Tubeへのアップロードを採用。「共有」してもらうことで、友人、知人など多くの人に広めることを目的としている。
企画が始動したのは4カ月前。担当の広報委員会は、どうすれば厚木の魅力を広く拡散することができるかということを考えた結果、動画の作成を企画。観光スポットなどを映すだけの観光PVとは異なる動画作品を目指し、構想を練った。
もっともこだわったポイントは、「厚木市の魅力」を市民から集めること。著名人から、会員の知り合い、昼食をとっている学生に声を掛け、1分ほどのコメントを撮影。「あなたの厚木魂(厚木の好きなところ)は?」という質問の答えを記入したフリップをもった市民が出演している。動画にはのべ60人弱が協力し、小林常良厚木市長や、オフロードバイクの日本トップリーグで活躍する石戸谷蓮さん、R―1ぐらんぷりで外国人初の決勝戦進出を果たした厚切りジェイソンさんも出演している。「温泉があるところ」「人が温かいところ」など、思い思いの厚木が収録されている。
市民の声に加え、動画には厚木JCが44年間にわたって続けてきた定点撮影の写真も収録。広大な田んぼの広がる風景や、元町交差点付近などが時代とともに移り変わり、発展していく様子がよくわかる映像となっている。
この日、会場には約50人の関係者・市民が来場。映像が始まると会場は静まり返り、厚切りジェイソンさんが登場するとざわつくような場面も。定点撮影の画像が流れると、うなずくようなそぶりを見せる人の姿も見受けられた。
事務局長を務める米山和彰さんは「今回の企画では、厚木JCだけでなく、市民の皆さんの協力を多くいただきました。”厚木が好き”という思いを皆で共有し、広く拡散していければという想いが込められています」と話した。
動画の閲覧は厚木青年会議所ホームページ(http://www.atsugi-jc.com)から可能。「厚木の魅力拡大プロジェクト」バナーから飛ぶことができる。動画サイトでも直接、検索をすれば視聴できる。米山さんは「動画が多くの人に広がり、厚木の魅力を市民の皆さんと共有していければと思います」と語った。
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